ひろばトーク

【有明海】異次元の広さ!和白干潟ガタレンジャー、ラムサール湿地「東よか干潟」へ遠征交流レポ

私は10年以上にわたり、福岡の和白干潟で活動する「和白干潟子ども調査隊ガタレンジャー」に参加しています。

最初は子どもの父兄として参加していましたが、その子どもも今は横浜の大学へ進学したため、現在は私一人でボランティアとして活動を続けています。

普段は和白干潟を中心に活動していますが、年に1度、他の地域の干潟に出向いて交流を行っています。昨年末には、佐賀市のラムサール条約湿地から「ラムサールクラブ」の子どもたちが和白へ遊びに来てくれました。冬の和白干潟は砂や石がゴロゴロしていて長靴でも足が沈まない(ずぼらない)ため、生き物たちと元気に触れ合って楽しんでくれたのが印象的でした。

今回はそのお返しとして、私たちが佐賀県佐賀市にある東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」へお邪魔してきました!ラムサール条約に登録され、最先端の素晴らしい施設が完備された東よか干潟。

何より圧倒されたのは、有明海ならではの「異次元の泥干潟の広さ」です。見渡す限りの広大な泥の世界には、和白ではめったに見られない「シオマネキ」などの貴重な生き物たちがたくさん活動していました。

また、秋になると真っ赤に紅葉する海の植物「シチメンソウ」の群生地としても有名です。参加した子どもたちも、和白とは全く違うダイナミックな干潟の姿に大興奮の様子でした。

たった2時間ほどの短い交流でしたが、違う干潟の良さを肌で感じることで、子どもたちのなかに、そして日本全国に「干潟を守る仲間の輪」が広がっていくことを心から願います。

実は、日本の三大都市圏(東京・愛知・大阪)がここまで大きな街へと発展した歴史の裏には、かつて豊かな「干潟」が存在し、海と街がはぐくみ合ってきたという共通点があります。福岡市にもありますが、大阪府には貝塚市という町がありますよね。

これからも干潟の生態系を通して、持続可能な街づくりや自然の大切さを、子どもたちと一緒に楽しく学んでいきたいです。

(おまけの歴史ロマン:キングダム読破堤)
現在、干潟よか公園周辺の防波堤では、人気漫画『キングダム』の全ページを掲示した全長約300mの屋外展示「キングダム読破堤」が公開されています!「屋外での最長連続漫画ページ」としてギネス世界記録にも認定されているそうで、まばゆい干潟をバックにずらりと並ぶ光景は圧巻でした。
(※2026年9月30日までの限定公開、観覧無料です!)

1件のコメント (新着順)

10年以上にわたる「和白干潟子ども調査隊ガタレンジャー」での情熱的なご活動、そして有明海での素晴らしい交流、本当にお疲れ様でした!
いつもの和白干潟を飛び出し、有明海の圧倒的な広さと泥干潟の生命力に触れた時間は、子どもたちにとって何にも代えがたい刺激となったはずですね。
違う干潟を知ることで、自分たちの地元の良さもさらに深く見えてくるのではないでしょうか。
「干潟を守る仲間の輪」が全国へ広がっていく未来がとても楽しみです。
これからも子どもたちと一緒に、持続可能な未来への一歩を楽しく歩んでいってください。
素敵なご報告をありがとうございました!


Good luckさん、いつも温かいエールをありがとうございます!

本当におっしゃる通りで、「砂や石が多くてずぼらない和白」と「底なしの圧倒的な泥が広がる東よか」、両方を知ることで初めて、それぞれの干潟が持つ唯一無二の役割や個性がクッキリと見えてきました。

子どもたちにとっても、最高に贅沢な教科書になったと思います。

本文で触れた大阪の「貝塚市」も、大昔にそこが豊かな干潟であり、人々が貝を採って暮らしていた歴史がそのまま地名になった街です。

百人一首にも『難波潟(なにわがた) みじかき芦(あし)の…』と歌われているように、当時の大阪湾には青々とした葦がたくさん生い茂り、その足元にはカニやアサリなどの海の恵みが、それこそ数え切れないほど溢れていたのだろうなと思います。

千年も昔の人たちも、今の私たちと同じように干潟の豊かな景色を見つめ、その恩恵を受けて街を作ってきたんだなぁと思うと、ボランティアを続ける手にも不思議なロマンと元気が湧いてきます(笑)。

次回はまた、地元の和白干潟でのんびり子どもたちとごみひらいで、泥まみれになってきますね!